お客様から「さすがプロ」と評価される人、「良い人ね」で終わる人の違い

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私たちは、生活の中で「嫌だなー」と思う場面がいろいろありますね。

 

代表的なものは

 

「売りつけられる!」という感情

 

呼び起こされるような場面ではないでしょうか?

 

 

 

例えば、

 

ふらっと洋服のお店に入ったときに、

 

店員さんが後ろから

 

「なにかお探しですか?」

 

と声をかけられたら…

 

 

 

 

 

 

 

 

来た!

 

 

 

 

 

と思いますね(笑)

 

 

が、

 

ここまでは良いじゃないですか。

 

 

次に、こう言われたら、どうでしょう?

 

 

「今、手にとっておられるのはこの夏の新作で、昨日入ってきたばかりなんですよ~」

 

 

 

 

・・・よくある売り文句かと思いますが、

 

私は、これ、なんとなく嫌な気分になるんですよね。

 

 

 

だからなに?

 

 

 

と。

 

 

 

なぜでしょう?

 

 

洋服の話で言えば、私は、お店に行く前に、

 

なんとなく、買いたい物は決まっている事が多い。

 

 

つい最近の話で言えば、

 

白いTシャツ5枚くらい

 

買おうと決めていたわけです。

 

理由は…同じ種類が何枚もあれば、

 

 

 

 

 

 

朝、何も考えなくていいから(笑)

 

 

 

 

です。

 

 

それに加えて、すぐにヘタレないような、生地の質の良いものがあればいなあ、といった事を考えているわけです。

 

 

だから、私にとって、

 

 

新作だろうが、昨日入ってきたばかりだろうが、

 

 

 

 

関係ない 

 

 

 

 

んですよね。

 

 

「それ、あなたがウリだと思って言ってることでしょう?」

 

と心の中でつぶやいてしまいます。

 

要するに、

 

店員さんの立場から言いたいことを言われたら、キツく感じるわけです。

 

 

でもですね

 

 

たまに、いい気分で買い物できたな~と思うこともありますね。

 

そういう時はたいてい、

 

こちらの気持ちを聞いてくれ、

 

私自身も話しているうちに

 

あ、こういうのが欲しかったのか

 

と気づいた時ですね。

 

単に楽だから、その上で質が良ければ…という

 

表面的なニーズの奥にある

 

 

娘がパパと一緒にいて恥ずかしくない格好がしたい

 

 

という思い、感情があることに気付かされたわけです。

 

 

もう、これだけでも有り難いことですが、

 

 

でも、プロの仕事としては不十分だと思います。

 

 

なぜか?

 

 

「では、白いTシャツでしたら、こちらです」

 

と、

 

何種類か出してくれてもいいけれど・・・

 

それだと、

 

だ在庫の中から検索しているだけ

 

ですね。

 

 

家に帰って

 

 

ネットショップで探したほうが安い

 

 

という事態に陥ります。これでは買ってもらえません。

 

要は、

 

好感度は高くても、ただの便利屋さんでは、今ひとつ満足度は低いわけです。

 

 

私から見て、プロだなーと思ったのは、

 

「娘さんが一緒にいて自慢できるカッコいいお父さんなら、こういうものもありますが、いかがでしょうか」

 

と、

 

プロ視点の提案を受けた時。

 

 

 

 

あ!

 

それは考えもしなかったけど

 

なかなか良いかも!

 

 

と、思えたときですね。

 

素人では気づかない、想定もできなかった、

 

新たな視点に気づかせてくれた、と思わされる人。

 

さすがプロだな~と思いましたね。

 

 

お買い上げ決定です。

 

 

 

まとめると

 

 

売れない人

・専門性はあるが自分中心で、信用されない人。

・相手中心で共感はしてくれて良い人だけど、専門性が低く頼りない人。

 

売れる人

・相手のニーズの奥にある思い、感情を受けとめた上で、本人の気づかない角度から専門家ならではの視点を提示できる人

 

 

プロのセラピストとしては、私自身もかくありたいと思いますね。

 

以上。