親のアタマの出来は子どもの知能指数にほぼ影響しない、という話

 

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うちの子は今、中学3年生。
 
学校関係の行事は、受験の話題が中心になってきました。
 
先日、中学で行われたの高校説明会で、担当の方が言っておられました。
 
夏を制する者は受験を制する
 
 
たしかに、まだ来年の受験本番まで時間がある内に、
苦手科目を克服したり、得意科目を伸ばしたり…
 
 
子どもによって必要なことはそれぞれあるでしょうね。
 
 
でもねえ…
 
受験生とはいえ、人生で二度とは経験できない中学校生活ですから。
 
その最後の夏休み。
 
沢山遊んで、楽しい思い出を沢山作ってほしい、と、私は考えるんですが・・・。
 
 
 
 
さて、
 
 
受験といえば、「偏差値」とか、「順位」とか、
 
否応なく数字で自分の状況を突きつけられますね。
 
 
 
実に楽しくない思い出です(笑)
 
 
 
 
なんで俺はこんなにアタマ悪いんだろう…
 
 
 
 
 
学生時代から社会人になりたての頃、
 
 
 
私は、よくこういう思いにさいなまれていました。
 
 
 
 
 
後になって、そんなこと
 
 
 
 
人生を生きる上では実に小さなことだ
 
 
 
 
と、分かってくるまでは、けっこう苦しみました。
 
 
 
 
 
今となってはいい思い出ですね(笑)
 
 
 
 
 
まあ、この辺の話はまたの機会にするとして…
 
 
 
今日の本題。
 
 
 
 
アタマが良いか悪いかは生まれつき
 
 
 
 
 
と、
 
 
普通は思いますよね。
 
事実、高学歴な親の子は高学歴、という傾向は各種データの上でも明らかです。
 
 
 
 
 
ところがですね。
 
 
 
 
 
実は、親の遺伝子が、子どもの知能指数に与える影響は、
 
 
 
 
 
 
 
3割くらい 
 
 
 
 
 
 
 
なんですね。
 
 
 
 
 
 
 
わが子にとっては、実に希望のある話です(笑)
 
 
 
 
 
 
 
私が敬愛する細胞生物学者のブルース・リプトン教授は、著書の中でこういっています。
 
ピッツバーグ大学医学部の精神科教授バーナード・デブリンは、
 
双子や兄弟姉妹、親子間で知能指数を比較した過去の研究212本を、注意深く分析してみた。
 
結論として、知能指数を決定する要因のうち、遺伝子が関係するのは48%だった。さらに、母親と父親の両方の遺伝子が混ぜ合わされるという相乗効果を考慮すると、知能に遺伝が関わる割合は34%にまで落ちる。
 
一方、デブリンは、出生前期の発達の際の状況が、知能指数にかなりの影響を与えていることをも見出した。彼は子どもの知能の可能性は、51%までが環境要因によってコントロールされていることを明らかにしている。それ以前の研究でも、妊娠中の飲酒や喫煙は、子宮内で鉛にさらされた場合と同じように、子どもの知能指数を低下させる恐れがあることが分かっている。
 
このように、妊娠への取り組みいかんによっては、子どもが本来手にするはずの知性が大幅に損なわれてしまうこと、しかもいとも簡単にそうなる可能性があることを、子どもをもとうと思う人々はよく心に留めておくべきだ。知能指数の変化は、たまたまの事故によるものではなく、血流が変わって脳がストレス状態になったことに、直接関係する。
 

 

 

 

まあ要するに、

 

 

 

子どもの頭の良し悪しは「遺伝」よりも「環境」の方が影響が大きいよ!

 

 

ということですね。

 
 
特に、胎児の時って、ママと心身ともにつながっています。
 
 
 
文字通り、一心同体
 
 
 
です。
 
 
ゆえに、
 
 
ママの感じるストレスは、そのまま同じく胎児も受け取っている
 
 
わけです。
 
 
 
このストレス、というのが曲者で。
 
その影響が、子どもの知能にもダイレクトに影響するわけです。
 
 
 
だから、
 
産前のママを守ること=子どもの将来も守ること
 
 
 
につながるわけです。
 
 
 
さらに、
 
 
生まれて以後の環境も影響が大きい。
 
という事実もありまして。
 
 
 
つまりは
 
環境のつくりかた次第で、ママも子どもも、周りのみんなもハッピーになれるわけですね。
 
 
 
私が産前、産後のママさん達が、元気に笑顔ですごせるよう支援をしたい理由の一つでもあります。
 
 
 
じゃあ、具体的に、どんな環境をつくったらいいのか?
 
 
このあたりの話も、今後本ブログでも掘り下げていこうと考えています。