子どもには、頭の柔らかいうちにお金の話をすべし
中学3年生の娘の話ですが、
今日から三連休。
で、
来週は2学期の中間テストがある、ということで、
不本意ながら(笑)朝から試験勉強していました。
まあ、受験生は忙しいですね。
しかしながら、せっかくまとまった時間があるんだから、
「今日は試験勉強はやめろ」
と、
父親の強権発動で完全中断させました。
この本を読ませるためです。
試験勉強も良いんですけど…
そもそも、生きていく上で、どうしても「お金」の問題はつきまといます。
食べるにも、ガソリン入れるにも、住む場所を得るにも、お金はかかります。
なので、人生とお金は切っても切り離せないものです。
しかしながら、「お金」のことは学校では教えてくれませんね…
そして、大人になっても「お金」とは何かを勉強する場もありません。
なぜか、
お金の話=卑しいこと
という、なんとなくネガティブイメージが、特に日本人には根強くある気がします。
私自身が全くそうでした。
学生の頃は、お金は所属した会社とか、団体から給料としていただくもの。
だから、少しでも高い金額を、安定的に払える組織に所属すべし
なので、そういう就職先を見つけるために、少しでも偏差値の高い進学先へ…
くらいに、なんとなく、漠然としか考えてなかった。
そうじゃないよね…と社会的な雰囲気はここ10年でずいぶんと、変わってきました。
しかしながら、
じゃあどうすれば?という具体的な行動指針がわからないのも実情です。
具体的なお金を得るための行動は、人それぞれの特性とか、好みとか、長所とか、性格とかで変わると思いますが、
未来を生きるこどもが少しでも固定観念に凝り固まらないうちに、
そもそも「お金ってなんなの?」ということをテーマに子どもと話が出来る環境づくりをする。
多分それは中間テストの合計点数が何十点下がっても、今この時期に学ばせたほうがこどものためになると、私は思っていまして。
で、たまたま見つけた本書ですが、
ご時世なんでしょう。売れまくってるようですね。
著者は、かつて一世を風靡した、村上ファンドの「あの人」
でも、本書を読んですっかり印象が変わりました。
子ども向けに書いた文章なので、読みやすいですし、
大人が読んでも、「お金」ってそういうことだったんだ!と目からウロコが落ちます。
なので、私は急遽我が娘に読ませました。
娘に、
「今日は試験勉強やめさせて悪かったな」
と言ったら、
「まあ、大事なことやけんな」
と(笑)
本が好きな子なら1時間あれば余裕、活字が苦手でも2時間あればざっくり大意はつかめる良書。
オススメです。