今の仕事をこのまま続けていいか?3つのチェックポイント

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世の中には、

 

・脱サラして起業したい

 

・本当にやりたい事を仕事にしたい

 

という希望を持つ人も大勢います。

 

そういう人が~かつての私自身もそうだったが~まず考えるのは、

 

今の仕事をこのまま続けていいか?

 

ではないかと思います。

 

 

今日は、この問題を考える上で、私が参考にしている書籍を紹介します。

 

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 

ダニエル・ピンク著 大前研一

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

 

2006年5月が初版なので、12年前の本。干支がちょうど一回りですね。

 

情報として古い部分もありますが、さりとて面白いのは、この本で、

 

「近い将来こうなる

 

と言われていることが、

 

12年経ってほぼそのとおり

 

になっていること。

 

よって、2018年6月現在でも、これから世の中どうなるのか?を考える上で、非常に参考になると考えています。

 

いろいろ面白い内容が多いですが、一つだけ引用します。

 

今のこの仕事をこのまま続けていいか?3つのチェックポイント。

 

この時代を生き抜くためには、 あらゆる人も組織も、自分たちが収入を得るために行っていることについて考えなくてはならない。

 

次のように自らに問いかけてみよう。

 

①他の国なら、これをもっと安くやれるだろうか

②コンピューター なら、 これをもっとうまく、 速くやれるだろうか

③この豊かな時代の中でも需要があるだろうか

 

①と ② の答えが イエス、あるいは③の答えがノーだとしたら、あなたが抱える問題は深刻だ。

 

今の時代を生き延びられるかどうかは、対価の安い海外のナレッジ・ワーカーや、高速処理のコンピューターにもできない仕事をやれるか、そして豊かな時代における非物質的で解しがたい潜在的欲求を満足させられるかどうかにかかっている。

 

 

引用終わり。

 

①に関しては、安い労働力は中国に、そして今はすでに中国からインドやアジア諸国に拠点が移っていますね。

 

ここで、

 

私達セラピストに関していえば、

 

②、③の重用度が特に高いと言えると思います。

 

理由としては、

 

②に関して言えば、セラピストは人対人の最たる仕事。人間だけが出来る仕事をいっても過言ではない。

 

 

そして、生き残れるセラピスト、淘汰されるセラピストの

決定的な違い、差別化ポイントが、③の質問

 

だと考えているからです。

 

私流に③の問いを言い換えると

 

 

あなたの人生のコンセプトは何か?

 

 

ということだと思う。

 

ものすごく平たくいうと、

 

「何をやるか」より「なんのためにやるか」を

 

明確に持ち、信念とし、

 

言葉として人に語ることが出来るか?

 

ということ。

 

結局、成熟社会の日本では、

 

「技術力」はあって当たりまえです。差がつくのは「人間力」でしょう。

 

 

 

・なんかこの人の顔を見ただけでほっとする

 

 

・この人に話聞いてもらっただけで身体が軽くなる

 

 

・この人の目指していることを応援をしたい

 

 

 

…例えばですが、人からこのように思ってもらえる人は、

 

まさに本物の「セラピスト」でしょう。

 

そしてこれは、セラピストだけではなく、あらゆる業種、業態の職業で働く人にとって重要な指標ではないかと考えています。

 

私自身もそうですが、我が娘にも折に触れて、この事を問いかけるようにしています。