夫婦は「正しさ」よりも「あいだがら」でうまくいく
私は、奥さんと2人で、腰痛専門の整体院を経営しています。
夫婦で起業されている方には共感いただけると思いますが、
会話といえば、ほぼ24時間365日、仕事の話しになります。
それはそれで良いものですよ。なにか「心強い同志」がいるって感じがね。
反面、よくあるのが…
お互いの考える「正しさ」がぶつかること
これ、よくありますね。
例えばですが、
・仕事とはこういうものなんだから、こうしないと。
・お客さんの事を思えば、もっとこうすべき。
・どうせ掃除するなら、なんでここも拭いとかないんだ etc…。
言われたら、頭ではそうかもしれないと分かっていても
イラッ!!!
とすることありませんか?
いやー。皆さんキレてますねー。
そうなんです。気になりだすと、
バケツを置くお場所すら気に食わなくなる
そういうものです(笑)
正しさは人の数だけあります。
で、
正しさ=自己主張=自分中心
なんですね。
これが夫婦関係悪化の元凶だったりしますね。
検証してみましょう。
って覚えてますか?学校で習った、物理のアレですね。
僕はたいそう物理が苦手でした。
なにせ高校生のとき、大分県模試の順位、
最下位から数えてトップ10に入るという
恐るべき実力の持ち主
でしたから(笑)
まあいいや。
思えば、日常生活のなかにも、これ、意外と息づいてるんですよね。
エネルギーはいろいろな形に変換されます。
電子レンジはマイクロ波という電波エネルギーを熱エネルギーに変えますね。
車のエンジンは、ガソリンを燃やした燃焼エネルギーを運動エネルギーに変えますね。
要は、
変換する前のエネルギーの総量と変換後のエネルギーの総量は同じ。
これをエネルギー保存の法則と言うそうです。
私はこれ
人間の会話でも
この法則が働いていると思います。
だって、人の話を聞く場面1つとっても、
会話=声帯が生む空気の振動エネルギーが、
鼓膜を通じて相手の脳内にて電気信号に変換されるわけですから。
例えばですけど、
私が奥さんに「こうあるべき!」という正しさを押し付けますね。
↓
奥さんは一応受け容れても、内心不満ですね。
↓
押し付けたエネルギーは、不満というエネルギーに変換されますね。
だから、
力説すればすればするほど、
相手の内面に生まれる不満も強くなる。
夫婦関係でも思い当たりませんか?
え?
うちはそうじゃない?
これは、たいへん失礼しましたm(_ _)m
でもですね。
よくある例として、熟年離婚てありますよね。
ご主人の定年退職の日に奥さんから、
「私もあなたの妻を定年退職させて頂きます」
という、あれですね。
これは、
長年の旦那さんの正しさを押し付け
↓
奥さんの不満エネルギーの蓄積
↓
たまった不満エネルギーが、質量m(=E/c²)の物質(紙の離婚届)
に変換したと言うことだと、私は思います。
肝心なこと。
良かれと思って言ってることが、
相手からすれば押しつけになっている。
悪意がないだけに、なお罪深い。
ああ怖い。気をつけようっと(汗)
そこで、あえて言いたいんです。
大切なのは、
正しいかどうか
より
間柄が良いかどうか。
だと。
ちょっと客観的に眺めてみると、
この世の中、すべて間柄=関係性で成り立っています。
宇宙があって、銀河系がある。
太陽系があって、地球がある。
地球があって、日本がある。
日本があって地域がある。
地域があって、私がいる。
水があるから、油ははじかれるし、
地球の重力があるから、自転の遠心力と釣り合って地面の上に立ってられるんだし、
月があるから、潮の満ち引きが起きて生命のリズムが生まれてるんだし、
山がそこにあるから、登りたくなるんだし…。
君がこのサラダいいねと言ったから、
サラダ記念日なんだし…。
あれ?
長くなりましたが、まとめます。
夫(部分)は夫婦(全体)の一部分。
妻(部分)もまた夫婦(全体)の一部分。
夫婦(=全体)がよくなるから、部分である私も良くなる。
つまりですね。関係性を無視して、夫婦は成り立たんということですね。
自分の「正しさが通ったかどうか」
より、
夫と妻の「間柄が良い状態」
が大切だと思います。
その方が結局、自分が気分良くいられるんですよね。
この気分良くお互いいられる状態って、大事ですよね。
特に起業しているような夫婦ではなおさら。
私はそう考えています。
じゃあどうすればいいのよ?ということは、また後日。