子どもを納得させるには、100の言葉より1つの例え話し
突然ですが、
あなたは
【これは説明が難しい】
と思うことを、どう伝えてますか?
「伝える」と「伝わる」は
全く違いますね
例えばですが・・・
お子さんがいらっしゃれば、子どものSNSの使い方について、どうルールを決めるのか?守らせるのか?をどう伝えますか?
今、小学生も中学生もスマホを持つ子が増えてきましたよね。
うちの子は中学生です。今どきの中学生は、LINEで友達どうし連絡とり合うのが普通のことになってきてるようです。
子どもからスマホを持ちたい。LINEを使いたい、と言われて、どうしたものか迷う親御さんは多いようです。
何を隠そう当家もそうです。
学校の先生に聞いても、子どものSNS関連のトラブルは実に多い。
だから、無制限に使わせるわけには行かないので、当然ルールを決めますね。
うちの子もどうしてもLINE使いたいと。話を聞けば、気持ちもよく分かるんですよね。
いろいろ話し合って、ルールも決めて、使って良いことにしました。
ところが!
最初は良かったんです。
でもだんだんなし崩し的になり…。
最初に取り決めたルールから外れた事をいろいろとやってたことが発覚。
さて、こういう時、
あなたならどうしますか?
子どもでも大人でも、後輩でも部下でも…
「だめなものはだめ!」
では人間行動は変えらないですよね。
今回の場合、そもそも相手は子どもですし。
もしですね。
一度決めた約束を完璧に守りきる子どもがいたら、私は是非お会いしてみたい。
そして聞いてみたい。
「きみはパーフェクト超人か!」
と。
だいたいですね。われわれ親だって決めたことは完璧には守れないですよ。
年始に立てた目標はだいたい守れてません。
え?私だけ?そうですかすみません。
でもですね。
問題が起きたときはチャンス
ですから。
ピンチをチャンスに変えてこその、
親業15年目の私
ですから。ナンノコッチャ。
・・・なので、話し合います。
今回は、
【一度失った信用を取り戻すにはどうしたらいいか?】
をテーマに考えてもらいました。
そしたらですね。やっぱり子どもには難しいんですかね・・・。
「テストの順位で一桁に入る」
「剣道の大会で入賞する」
といった、何となく親の歓心を買うオイシイ条件を提案してきたんです。
いやいや、違うよね。ごまかされませんよと。
その条件と、このあいだ約束破ったことと、なんの関係があるのよと。
こういうことを伝える場合は、私は
いつも例え話をつくります
↓
【今回の例え話「ハンバーグの美味しいレストラン編」】
・あなたがお気に入りの美味しいハンバーグが食べれるレストランがあるとするね。
・ある日、30人の食中毒をだして、10人が入院して、3人が重篤とニュースが。
・警察発表では衛生管理が全くずさんだったそうな。
・「こりゃもう行けないな~」と。だって怖いしね。
・ところがね、10日ほどして、そのレストランからこんなチラシが入ってきた。
・最高等級(A5ランク)の松阪牛を贅沢に使用した新メニュー登場!あふれる肉汁とトロける味わいをご堪能ください。 なんと先着50名様生ビール無料!
・確かに美味しそうね。生ビール無料ってのも頑張ってるね。
・でもね。食中毒の件はどうなった?二度と事故が起きない衛生管理体制はこうなってます。の話がないと安心できないよね。
・今、あなたが言った、「テスト順位が一桁」「剣道の大会で入賞」は、新メニューの魅力を伝えただけで、信用の回復にはつながってないよね。
・親が安心してLINEを使わせても大丈夫だな、と思えるようなことは何か、よく自分を振り返ってみて、また教えてな。
…と。
本当はもっと上手な例え話もあるかも知れませんが、
娘から
「それ分かりやすい!」
と言ってもらえました。
そもそも、人はなぜ約束を守らないといけないのか?を
きちんと説明するのは難しい。
抽象度の高い質問ですからね。
他にも、
・なんで人は人を殺したらいけないのか?
・なんで勉強しないといけないのか?
・なんで学校に行かないといけないのか?…etc。
こういった質問には、例え話を作って伝えるのが一番かなと考えています。
工夫してみると楽しいですよ。何かのご参考になれば幸いです。