【本当の仲間】って何だろう
私は大分県出身です。
おんせん県、良いところですよ。愛する我が故郷です。
故郷といえば、よく東京、大阪などの都会や、海外在住の同郷出身者どうしで、
大分県人会
といった仲間の会を作って集まりを催したりしますね。
私の出身大学も、日本全国に◯◯大学◯◯県人会がありますし、新聞広告に毎年広告記事が掲載されるので、結構盛大に催しをやっているようです。
私達セラピストも同様に、
◯◯オパシー
◯◯療法
◯◯セラピー …etc。
と、
各スクールなどで身につけた技術ごとに、集まりができていることが多々あります。
技術勉強会で研鑽を積む気概のある方が多い業界ですから、実に素晴らしいことです。
いきおい、
同じ手技療法、セラピーなどを学んだ者同士は【仲間】と呼ぶ場合が多いです。
同じスキルを学んだ人どうしだから
分かり合えるし、協力できる
という考え方ですね。
でもですね。
【手法(道具)が同じ=仲間ではない】
と、私は考えています。
では、
【仲間】って、何なんでしょう?
技術研究会など活発に行うことは、お客さまのためになるし、セラピストの健全な経営のためにも必要なことです。
しかし、光が当たるところには、必ず影が出来るもの。
私の経験ですが、
同じスクール出身の人間ばかりで集まり、マイナスに作用した例として、
アパートの一室に研究会と称して3~4人集まって、
「あそこはもうすぐ潰れるらしいよ」
「あそこはまた分裂したらしい」
…といった他療法の批判、噂話、悪口の場になっているケースもありました。
練習より噂話の時間のほうが長い(笑)
…なんとも居心地が悪かったんで、即退会しました。
【他療法(他の手法)を否定する】
【よその勉強会へ参加させない】
【私達こそが一番と根拠なく言い切る】
…といった傾向がある集まりは要注意ですね。
それとは対極的に、
素晴らしいセミナーや勉強会
もたくさんありました。
明るく前向きな方々と、それこそ朝から晩までみっちり学び、
また参加したいな、またこの人達と会いたいな、
と思える体験が、数多くありました。
【他療法(他の手法)も肯定する】
【よその勉強会へも積極的に参加しフィードバックしあう】
【私達こそが一番といえるような気概をもって学び続ける】
やっぱり、セラピストたるもの、かくありたいものですよね。
さて、
先ほど、【手法(道具)が同じ=仲間ではない】
と述べました。
では、私が考える仲間とは…
手法(道具)を『何の為に』
活かそうとしているか?で
一致できる人
と、考えます。
言い換えると、
【価値観が共有できる人】
ですね。
セラピストの方は、ぜひ自分の手技と全く関係なさそうな勉強会、交流会へ行ってみましょう。結構楽しいものです。
そしてドンドン話してみる。そして聞いて下さい。
「あなたはなんためにこの仕事をしてるんですか?」
と。
もし、「素晴らしい!」と
思える人がいたら、
その出逢いは一生の宝もの
ですね。
目指すもので共感し合える人同士、
狭くても、深いお付き合いをしながら、
時に協力しあい、時に切磋琢磨しあう
…ああ、素晴らしいですね。
私自身も、そういった人と出逢い、良い関係を築ける私であるために、
日々研鑽し続けます。